東京五輪で男子100キロ級で21年ぶりとなる金メダルを獲得したアロンウルフ選手。
パリ五輪での2連覇どころか五輪出場自体が危ぶまれています。
そこで今回は、アロンウルフ選手について深堀りをさせていただきます。
アロンウルフ選手の実績は?
アロンウルフ選手の実績で一番有名なのは、2021年東京五輪の男子100キロ級でシドニー五輪の井上康生選手以来、21年ぶりの金メダル獲得です。
アロンウルフ選手は他にも、2017年のブダベスト世界柔道選手権の金メダル、2018年の大阪グランドスラムで金メダルを獲得しています。
ウルフアロン選手のパリ五輪出場が危ない!
国際試合で実績が出ていない!
アロンウルフ選手の東京五輪で金メダルを獲得後の実績は、
2022年
『4月の全日本柔道体重別選手権:右足関節前脛腓靱帯損傷を理由に出場を見合わせ』
『8月のアジア選手権に出場予定だったが、新型コロナウイルスの陽性反応が出たため出場を見合わせ』
『10月の講道館杯:準決勝で反則負けを喫して3位』『12月のグランドスラム・東京:初戦で反則負け』
『ワールドマスターズ:初戦で技ありで敗退』
2023年
『4月の全日本柔道体重別選手権:優勝』
『6月のグランドスラム・ウランバートル:準決勝で合技で敗れて3位』
『8月のワールドマスターズ:2回戦敗退』
『アジア大会:準々決勝反則負け5位』
『12月のグランドスラム・東京:準々決勝反則負け7位』の結果でした。
若手が快進撃!
ウルフアロン選手の東海大学の後輩に当たる新井道大選手19歳が全日本ジュニア柔道体重別選手権を2連覇。
更に2023オディべーラス世界ジュニア柔道選手権で優勝して快進撃を続けています。
五輪出場の条件!
◆柔道パリ五輪への道 国内外の大会実績などを総合的に判断し、男女各7階級で14人の代表を選ぶ。各階級で2番手以下との差が明かな選手が出た場合、今年6月から12月までに強化委員会を随時開き、過半数の賛成が得られれば代表に決まる。代表決定後に五輪出場権を与えられる世界ランキング17位以内から漏れた場合は代表を交代できる。
ウルフアロン選手がテレビに出過ぎて練習不足!
テレビに出過ぎて練習不足!
ウルフアロン選手のは東京五輪で金メダル獲得後の人気は凄まじく、テレビ出演本数が半年間で100本超えて、アスリート出演ランキングで堂々の1位となり、一躍時の人となった。
メディアへの露出が激増した為に、半年間柔道を完全に休んでそうした活動に徹していたそうです。
稽古を再開すると体重が126キロにまで増量しており、規定である100キロ以下へ大幅な減量が必要となった。
同時に戦える体も作らなければならず、コンディショニングは困難を極めたようです。
なぜテレビに出演したのか?
ウルフアロン選手がメディアへの露出が激増した背景には、「柔道を見てくれる人をたくさん増やしたい気持ち。プラス柔道を始める子供をたくさん増やしたいという気持ちがあった」とコメントをしています。
柔道の普及活動は、華やかで分かりやすいメディアやイベントの出演に限らず、地方に行く際はスケジュールの合間を縫って現場近くの道場を訪れ、大学で講演を頼まれた際は、その前に付属校での稽古に参加するなど、ボランティアで柔道教室を実施してきた。
ウルフアロン選手は更に、「『柔道をやっている人にはこんな面白い人がいるんだ』『自分の息子、娘にもやらせてみたい』と思ってもらえるような活動を少しでもできたらいいなと思いながらやってきた」とコメントをしています。
しかし、思わぬ代償で体重が126キロにまで増量って100キロあると手前で気づかないのでしょうかね。
パリ五輪出場に向け前進!
2023年4月の全日本柔道体重別選手権で優勝して首の皮一枚繋がっていたウルフアロン選手。
12月のグランドスラム・東京でまさかの準々決勝反則負け7位の結果でしたが、快進撃の若手新井道大選手が準優勝で止まったことで命拾いした。
2番手として東海大の後輩を追う立場に発奮し「年末年始も108キロくらいをキープできて、試合に近い体重で対策も練習もできた。仕上がりとしては、今までの中で1番いい」と自信を見せていた。
一騎打ちのライバル新井道大選手と出場したグランドスラムパリ大会での結果が3年半ぶりの国際大会V、GSパリ初制覇だった。
この結果で柔道のパリ五輪日本代表男子100キロ級で、東京五輪金メダルのウルフアロン選手の連続切符獲得がかなり高くなったと言えるでしょう。
まとめ
柔道の普及活動で試合に勝てなくなっていたウルフアロン選手。
今回のグランドスラムパリ大会での復活優勝がさすが金メダリストすごいですね。
パリ五輪まで好調をキープして2連覇を期待したいですね。
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